御礼

 

5回作業療法神経科学学術集会を終えて-

 

 

 

201961()に北海道大学国際交流センターにて第5回作業療法神経科学研究会学術集会を「臨床経験知と科学知の接点を探るー臨床成果につながる研究のススメー」をテーマに開催いたしました.本学術集会にご参加いただきました皆様に謹んでお礼を申し上げます.

 

【特別講演】として東京家政大学の鈴木誠先生に“行動学習を促す多角的視点”と題して講演いただきました.報酬系のドパミン系の中脳と運動皮質の投射線維の話から始まり,磁気刺激による運動誘発電位を用いた電気生理学研究から機械学習を用いた臨床測定データからの予後予測のお話まで先生の質量ともに圧倒される研究成果をもとに丁寧にお話いただきました.

 

【招待講演】は,” 脳からみた意思決定の要”をテーマに首都大学東京の宮本礼子先生にご講演いただきました.講演では,意思決定を3つのテーマに分けて分かりやすくお話いただき,self-referenceの神経基盤の性差の研究の紹介や社会的弱者に陥りやすい立場の人への情動価の異文化研究などを紹介いただきクライエントの真の意思決定を引き出すことの重要性と難しさを再認識できる内容でした.

 

【指定討論】は,「多忙な臨床現場において研究を行うために」をテーマとしてご講演いただいたお二人に加えて,理事3名が話題提供者として登壇して研究の必要性や臨床での研究の困難さを話題提供としてあげていただきました.研究を進めていきたいが,現在の働き方改革や個人情報等の倫理面など臨床での研究を行う際の難しさなどがありジレンマがあることが会場の共通認識となったセッションでした.

 

【一般演題】は4演題の発表があり,症例研究,健常者を対象とした基礎的な研究,蓄積したデータからの効果検証や評価項目の検証など幅広い演題でした.発表した先生方には,今後も研究を進めて様々な形で公表していただければと思います.

 

最後に,改めて参加していただいた皆様,準備や運営を担っていただいたスタッフの皆様に感謝を申し上げるとともに,今後とも当研究会へのご協力の依頼をさせていただきましてをお礼の言葉とさせていただきます.

 

 

 

201961

 

5回作業療法神経科学研究会学術集会

 

会長 石岡俊之