御礼

6回作業療法神経科学学術集会を終えて-

 

2021626()にオンラインにて第6回作業療法神経科学研究会学術集会をニューロリハビリテーションが魅せる作業療法の可能性をテーマに開催いたしました.本学術集会にご参加いただきました皆様に謹んでお礼を申し上げます.

【基調講演】として国立研究開発法人産業技術総合研究所の肥後範行先生に“脳損傷後の機能回復をもたらす神経の可塑的変化”と題して講演いただきました.マカクを対象とした運動麻痺に関する研究を行動―脳機能―細胞―分子に渡ってお話しいただき,最後にはヒトの臨床応用へ提案をしていただきました.皮質脊髄路が損傷した際の腹側運動前野などで生じている変化を改めて学ぶことができました.

【教育講演】は,” 運動観察に用いる映像の再生速度の違いによる一次運動野の興奮性変化”をテーマに長崎大学森内剛史先生にご講演いただきました.講演では,運動観察,運動イメージ学習に対する基本的な知識のご教示から,先生方の研究室で実施されているたくさんの自研例を踏まえた新しい知見を得ることが出来ました.最後に,作業療法学研究の質,量を増やす必要性を改めてお話いただき,作業療法学の研究者として自省自戒すべきこととして心に残っております.

【指定討論】は,「リハビリ支援ロボット×ニューロリハビリテーション」をテーマとしてご講演いただいたお二人に加えて,臨床の先生3名(埼玉県総合リハビリテーションセンター 井口圭子先生,時計台病院 杉正明先生,東苗穂病院 三浦拓先生)が話題提供者として登壇いただきました.日々の臨床で使用している機器の活用方法やその活用の難しさを丁寧に発表いただき,改めて方略の根拠の少なさやその根拠を積み重ねていくことの重要さを感じました.

【一般演題】は5演題のオンデマンドでの発表として抄録及び動画の作成をしていただいております.発表した先生方には,今後も研究を進めて様々な形で公表していただければと思います.

最後に,改めて参加していただいた皆様,準備や運営を担っていただいたスタッフの皆様に感謝を申し上げるとともに,今後とも当研究会へのご協力の依頼をさせていただきましてをお礼の言葉とさせていただきます.

 

2021626

6回作業療法神経科学研究会学術集会

会長 石岡俊之