第8回作業療法神経科学研究会学術集会開催のご案内
第8回作業療法神経科学研究会学術集会
大会長 澤村大輔 (北海道大学)
この度,第8回作業療法神経科学研究会学術集会を2023年7月15日(土)にかでる2・7 北海道立道民活動センターにて開催させていただきますことを御案内申し上げます.テーマは,「継承と革新 -神経心理学が拓く作業療法の可能性-」とし,2つの特別講演および指定討論を一般演題のセッションと併せてご用意いたしました.
本研究会は今年で設立より10年の節目を迎えます.今回のテーマ「継承と革新 -神経心理学が拓く作業療法の可能性-」には,本研究会の根幹となる学問である神経心理学を中心に据えてこれまでの活動を振り返ると共に,今後の向かうべき方向を見定め,志を新たにリハビリテーション分野における発展的かつ持続的な貢献ができる研究会にしていきたいとの想いがこめられております.また,その想いを汲んでいただき,第1回の学術集会でご講演いただき,当初より顧問として本研究会を見守ってくださった森先生,平山先生のお二人の先生にご講演いただけることをひときわ感慨深く感じております.
お二人の先生は,これまで世界の第一線で神経心理学領域の研究・臨床を牽引され,この領域の医師やコメディカルの教育にも携わっておられます.今回はご自身のこれまでの研究・臨床の経験および実績についてお話いただくこととなっており,神経心理学における造詣を深められるだけでなく,日々の臨床や研究業務への意欲を刺激していただける貴重な機会になるものと今より期待しております.その後の指定討論では「お二人にQ&A」と題して,森先生,平山先生に参加者が自由に質問できる機会を企画いたしました.先生方の大成を成すに至ったモチベーションについてお聞きし,また臨床家もしくは研究者としての心構えや今後のビジョン形成などについてアドバイスを頂戴できるまたとない機会になると確信しております.
本学術集会が,臨床家と研究者間の交流,更なるリハビリテーションの発展に資する貴重な成果発表,または情報収集の場として貢献できることを心から願っております.本学術集会が実りあるものとなりますように,多くの皆様の積極的なご参加をお願い申し上げます.